『あなたはブロッコリーについてどのくらい知っていますか?』
サラダなどで日常的に良く食べる野菜です。
当たり前のようにスーパーに並んでいます。
でも、実はあんまりブロッコリーについて詳しくは知らない人が多いのでは?
そこでこの記事では、
『ブロッコリーの起源や歴史』
について紹介したいと思います。
ブロッコリーの起源
ブロッコリーの原産地は、
地中海沿岸といわれています。
地中海といえば、イタリアとかがある辺の地域です。
夏は乾燥、冬は湿潤
地中海性気候なんて呼ばれる地域です。
その地中海沿岸で、キャベツの一種が品種改良されて、モサモサした現在の姿になったといわれています。
ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属の野菜で、もともとはキャベツの一種なんです。
キャベツのと同族なんて意外ですよね。
まあ、確かに収穫前のブロッコリーの様子をみると、キャベツが広がったような中心にブロッコリーが生えています。
ブロッコリーの歴史
先ほど説明したとおり、ブロッコリーはキャベツの一種が品種改良されて誕生した野菜です。
古くは、古代ローマ時代から食べられていました。
なかなか斬新なデザインの野菜ですが、かなり古い歴史がありますね。
ただ、栽培が本格化したのは15世紀くらいからで、世界に広まるのはさらにその後かなり時間が経ってからです。
アメリカなんかでは1900年代に入ってから栽培が始められたとされています。
日本にはカリフラワーの方が先に普及した
日本では、ブロッコリーよりもカリフラワーの方が先に普及しています。
意外ですよね。
今ではブロッコリーの方が定番野菜ですから。
日本にブロッコリーが伝わったのは明治時代です。
明治時代は1900年前後ですから、アメリカとほぼ同じくらいの時期に日本にもブロッコリーが伝わったということです。
しかし、日本ではほどんど普及しませんでした。
ブロッコリーとカリフラワー
色が違うだけで良く似た見た目です。
カリフラワーもブロッコリーと同時期の明治初期に日本に伝わりました。
初めはどちらもほとんど普及しませんでしたが、カリフラワーの方が1960年代に先に一般化しています。
それから10年くらい遅れて、1970年ころからブロッコリーも認知されるようになりました。
- カリフラワー:1960年ころ
- ブロッコリー:1970年ころ
カリフラワーの方が先に普及したのに、今ではブロッコリーの方が定番野菜です。
悔しいですね、カリフラワー
今後の挽回はあるか!?
東京都卸売市場の取扱量は
- ブロッコリー:約13万トン
- カリフラワー:約2万トン
と、かなり水をあけられています。
ブロッコリーの出荷量ランキング
ブロッコリーの収穫量ナンバー1は堂々の北海道です(2016年)。
さすが『試される大地』北海道
他の府県からすると、面積が広すぎてズルイ!という批判も聞こえてきそうです。
2位以下は
- 愛知
- 埼玉
- 香川
- 長野
- 徳島
と続いていきます。
特に規則性はなさそうです。
北から南まで全国各地で生産されています。
ブロッコリーの起源・歴史まとめ
ブロッコリーは地中海原産の野菜です。
実はキャベツの一種
古代ローマ時代から食べられている歴史のある野菜ですが、日本では1970年ころから普及したまだ新しい野菜です。
日本ではまだたった40年くらいの歴史しかありません。
今の人には定番野菜となっていますが、お年寄りにはまだ新参者扱いかもしれませんね。