ほうれん草の定番レシピに
ほうれん草とベーコンのバターソテー
があります。
でも実は、ほうれん草とベーコンの相性が悪いって知っていましたか?
意外ですよね。
定番レシピですし、美味しいですから。
今回は、こんな意外な事実について紹介したいと思います。
ほうれん草とベーコンの相性は悪い!
ほうれん草とベーコンのバターソテーって美味しいですよね。
つまり、味の相性が悪いということではありません。
相性が悪いのは
栄養吸収の面
ベーコンにはリン酸塩という成分が入っています。
このリン酸塩がほうれん草の鉄分やカルシウムの吸収を阻害する働きがあるのです。
せっかく栄養豊富なほうれん草を食べているのに、大事な鉄分やカルシウムが十分身体に吸収されないのはもったいない!
身体に良かれと思ってほうれん草を食べているのに十分に吸収されない…
いくら美味しいからと言っても考え物です。
どうしても一緒に食べたいときの『対策』
ほうれん草とベーコン
栄養を取るか、美味しさを取るか…
どちらも捨て難い大事なポイントです。
どちらも捨てずに両立させる良い方法があります。
ベーコンを茹でてから調理する
この方法です。
ベーコンを調理前に茹でることにより、リン酸塩を減少させることができます。
リン酸塩が除去できれば、ほうれん草の鉄分やカルシウムの吸収を阻害することもなくなり、安心して一緒に食べることができます。
ちょっとひと手間かかって面倒ですが、ほうれん草の栄養をしっかり吸収したい場合はやってみてください!
さらに怖い…ほうれん草とベーコンの相性の悪さ『発がん性物質』
栄養吸収の面ではベーコンを茹でることで解消できました。
しかし、実はもっと怖い相性の悪さが有るのです。
それが、
発がん性物質
ほうれん草には硝酸という成分が含まれています。
さらに硝酸は体内で亜硝酸という物質に変化します。
この亜硝酸がベーコンに含まれる亜硫酸ナトリウムという成分と反応すると発がん性物質が生成されてしまうのです!
なんと怖ろしい…
と、ここまで説明してからでアレですが、
硝酸は多くの野菜に含まれています。
つまり、ほうれん草だけが悪いという訳ではありません。
そのためそれほど気にする心配は無い?
と言えるかもしれません。
もし心配な人は、
ビタミンと一緒に摂取する
こんな対策方法があります。
ビタミンを一緒に摂取することで、硝酸が体内で亜硝酸に変わることを防ぐことができます。
その結果、発がん性物質の生成を防ぐということになります。
まとめ
ほうれん草とベーコンのバターソテー
ほうれん草の定番レシピです。
栄養満点なほうれん草を美味しく食べられる!
と思ってしまいますが、実は相性が悪いのです。
一緒に食べると、ほうれん草の鉄分やカルシウムの吸収が阻害されてしまいます。
さらに怖いことに発がん性物質が生成…
意外な事実ですよね。
皆さまもお気を付けください。