玉ねぎの食べ方の1つに
『オニオンスライス』
があります。
私はサラダに使ったり、鶏肉のソテーの薬味に使ったりすることが多いです。
一般的なオニオンスライスの作り方として、
玉ねぎをスライスして水にさらす
という方法がありますが、実はこの方法が良くないって知っていましたか?
この記事では、
- 玉ねぎを水にさらすとダメな理由
- 玉ねぎは放置すると良いことばかり
こんなことを紹介します。
玉ねぎを水にさらすとダメな理由
水にさらすのは辛みを取るため
一般的な調理法で、
玉ねぎを水にさらす
という作業をする理由は
玉ねぎの辛みを取るため
ご存知のとおり、生の玉ねぎは辛みがとても強いのです。
よっぽど好きな人じゃないと、そのまま食べるのはなかなかしんどい😭
特に、子供は味覚が敏感なので玉ねぎが嫌い!という子が多いのではないでしょうか?
私も子供の頃は玉ねぎが嫌いでした。
辛みの強い生の玉ねぎ
コレを食べやすくするため、水にさらすという方法が一般的には紹介されています。
水にさらすと栄養素が逃げる!
玉ねぎを水にさらす
確かに玉ねぎの辛みが取れて、非常に食べやすくなります。
しかし、この方法では玉ねぎの栄養素が逃げてしまうので良くないのです。
玉ねぎには
- ビタミンB
- カリウム
こんな栄養素が含まれています。
これらの栄養素は水溶性のため、水にさらすと溶けだしてしまうのです。
もったいないですね。
せっかくの玉ねぎの栄養素が減少してしまいます。
玉ねぎはスライスして放置すると良いことばかり
『食べやすさ』と『栄養素』
どちらを取るか、悩ましい問題です。
そこで良い方法が、
玉ねぎをスライスしてから15分くらい放置する
という方法です。
たったこれだけの簡単なことで悩ましい問題が解決するだけじゃなく、さらに良いことがあるのです!
良いこと①:栄養を逃がさない
まず、玉ねぎを水にさらさないので、
栄養を逃さない!
当たり前のことですね。
水にさらしてないのですから。
良いこと②:放置するだけで玉ねぎの辛みが取れる!
玉ねぎの辛みの原因は
硫化アリル
という成分です。
この硫化アリルは、水に溶けやすいという性質の他に、揮発しやすいという性質もあります。
揮発しやすいということは、
空気に触れさせておくだけで辛み成分を抜くことができる!
ということです。
わざわざスライスした玉ねぎを水にさらす必要は無かったのですね。
実は、空気に触れさせておくだけで良かったのです😁
良いこと③:血液サラサラ成分増加!
スライスした玉ねぎを15分放置すると辛み成分が抜けるだけじゃなく、
血液サラサラ成分が増加する!
こんな良いこともあります。
玉ねぎに含まれる硫化アリルは空気に触れることによってアリシンという成分に変化します。
アリシンは血液をサラサラにする効果があるため、高血圧な人には凄く良い健康成分です。
スライスした玉ねぎを15分以上放置する
たったこれだけで血液サラサラ成分であるアリシンを増加させることができます。
もう水にさらすなんて、もったいなくてできませんね。
辛みが苦手なら『新玉ねぎ』という方法もアリ
15分以上放置することで玉ねぎの辛み成分を抜くことができます。
しかし、やっぱりそれでもチョットは辛いです。
やっぱり、『辛み成分を抜く』という点に限っては水にさらす方が強力です。
成分自体を水に流していますからね。
玉ねぎの辛みが苦手な人には、
『やっぱり辛くてダメだな』
という人もいるはずです。
そんな人には、『新玉ねぎ』を使うのがオススメです。
新玉ねぎは辛み成分が少ないので生でも食べやすくなっています。
生の玉ねぎの辛みが苦手な人は、新玉ねぎから徐々に慣れてみてはいかがでしょうか?
玉ねぎスライスのまとめ
オニオンスライスの一般的な作り方として
スライスした玉ねぎを水にさらす
という方法がありますがダメです。
辛みは取れますが、せっかくの玉ねぎの栄養を逃がしています。
玉ねぎの辛みを取りたいなら、
スライスした玉ねぎを15分以上放置する
コチラの方が良いことばかりです。
- 栄養素を逃がさない
- 辛み成分が抜ける
- 血液サラサラ成分増加
これからは玉ねぎは水にさらさず、15分以上放置してから食べましょう!