玉ねぎは手頃な値段でかつ色々な料理に使える使い勝手の良い野菜です。
しかし、玉ねぎを料理するときの最大の問題は
『玉ねぎを切ると涙が出る』
コレです。
特にみじん切りにすると嫌でも涙がボロボロ出てきます。
切っていくうちに目を開けられなくなることもしばしば。
そこでこの記事では、
『涙が出にくい玉ねぎの切り方・方法』
を紹介します!
玉ねぎを切ると涙が出る理由
涙が出にくい玉ねぎの切り方の前に、
『玉ねぎを切ると涙が出る理由』
を紹介します。
原因が分からないと対策のしようがありません。
玉ねぎの細胞には催涙物質が!
そもそも玉ねぎを切ると涙が出る理由は、
『切るときに玉ねぎの細胞が壊れて催涙物質が出る』
コレが原因です。
玉ねぎを切ると玉ねぎの細胞が壊れて催涙物質が飛び散ります。
その催涙物質が目や鼻の粘膜を刺激するため、身体がそれを洗い流そうと反応して涙が出てくるのです。
しかも催涙物質は『揮発性』
しかも最悪なことにその催涙物質は『揮発性』なのです!
『揮発性』というのは蒸発しやすい性質のことです。
つまりどういうことかというと、
『催涙物質が空気中に漂いやすい』
ということなのです。
玉ねぎを切ると、玉ねぎの細胞から催涙物質が空気中に漂い、催涙物質が強烈に目や鼻の粘膜を刺激します。
その結果、涙がボロボロと出てくるのです。
涙が出にくい玉ねぎの切り方・方法
玉ねぎを切っても涙が出にくくするためには、
『玉ねぎに含まれる揮発性の催涙物質』
コレを何とかしないといけません。
その方法を4つ紹介します。
【方法①】玉ねぎをよく冷やしてから切る
1つ目の方法は、
『玉ねぎを切る前に良く冷やす』
玉ねぎを良く冷やすことで揮発性が抑えられます。
揮発性が抑えられるということは、催涙物質が飛び散りにくいということです。
その結果、目や鼻の粘膜への刺激が抑えられるという仕組みです。
【方法②】よく換気をしながら切る
2つ目の方法は、
『よく換気しながら切る』
閉め切った密室で玉ねぎを切ると催涙物質が部屋に充満して、より強烈に目や鼻の粘膜を刺激します。
そのため、催涙物質が薄まるように風通しを良くして切ると刺激が抑えられます。
【方法③】よく切れる包丁を使って切る
3つ目の方法は、
『よく切れる包丁を使って切る』
玉ねぎの催涙物質は細胞が壊れると出てきます。
よく切れない包丁で玉ねぎを切ると、細胞が壊れやすくなり催涙物質もより発生しやすくなります。
逆に、よく切れる包丁で切ると細胞を傷つけずに切りやすくなるので、催涙物質の発生を抑えることができます。
【方法④】電子レンジで加熱してから切る
4つ目の方法は、
『電子レンジで加熱してから切る』
玉ねぎを加熱すると、温まる際に催涙物質が出てしまいます。
つまり、切る前に催涙物質を減少させることができるのです。
安心して玉ねぎを切ることができます。
簡単に玉ねぎをみじん切りにする方法
いろいろと涙が出にくくする方法を紹介しましたが、もっと簡単な方法があります。
それは、
『フードプロセッサーを使う』
こんな方法です。
ものの数十秒であっという間に玉ねぎをみじん切りにできます。
今では手動でお手頃な物がたくさんありますので、よく料理をする人は1台持っていると料理が捗ってオススメです。
まとめ
以上、涙が出にくくなる玉ねぎの切り方を紹介しました。
玉ねぎは安くて使い勝手が良い野菜です。
最大の問題は『切るときに涙が出る』
切っているうちに目が痛くてまともに目を開けていられなくなります。
そんなときは、
- よく玉ねぎを冷やしてから切る
- よく換気ながら切る
- よく切れる包丁で切る
- 電子レンジで加熱してから切る
ぜひこんな方法を試してみてください!
『それでも涙が止まらない!』
という人はフードプロセッサーを使うという方法もオススメです。
涙が出る間もなく、あっという間に玉ねぎをみじん切りにできます。