「ほうれん草には毒があるから食べ過ぎると良くない」
という話を聞いたことがありませんか?
特に、
「根元の赤い部分に毒がある」
なんて噂を。
確かに、赤って何となく危険な感じがする色です。
毒がありそうと思ってもおかしく無い気がします。
しかし結論を言ってしまうと、
ほうれん草に毒はありません!
根元の赤い部分も美味しく食べられます!
「ほうれん草に毒がある」という噂は、嘘っぱちということです。
ただ、ほうれん草の食べ過ぎは気を付けないと結石のリスクが高くなります。
それでは詳しくご紹介します。
ほうれん草に毒は無い
ほうれん草に毒はありません。
安心して食べて大丈夫です。
ソテーやおひたしなど、好きなように調理して美味しく食べましょう。
ちなみに、ほうれん草は過熱して食べることが多いと思いますが、実は生でも食べられる野菜です。
生で食べても大丈夫な野菜に毒などあろうはずがありません。
ほうれん草の根元の赤い部分の正体
では、毒があると思われがちなほうれん草の根元の赤い部分
色が気になって捨てている人が多いのではないでしょうか?
この正体は何なのか?
ほうれん草の根元の赤い部分には
- 抗酸化作用がある「ポリフェノール」
- 骨の形成に必要な「マンガン」
が豊富に含まれています。
マンガンは不足すると骨粗しょう症や肌荒れの原因になります。
成長期の子供にも是非とも摂らせたい成分の1つです。
しかもほうれん草の根元の部分は甘味が強い
葉の部分よりも「根元がオイシイ」という隠れファンが意外といます。
今度ジックリと味わってみてください。
そのため色が気になるからと言って、ほうれん草の根元の赤い部分を捨ててしまってはもったいないです。
むしろ積極的に食べたいくらいの部分です。
ほうれん草の食べ過ぎには注意が必要
ただ、ほうれん草の食べ過ぎには注意が必要です。
ほうれん草に含まれる「シュウ酸」
エグミの原因となる成分です。
このシュウ酸が要注意
シュウ酸はエグミの原因となるだけでなく、結石のリスクを高くします。
体内でシュウ酸とカルシウムが結合し結石ができやすくなるのです。
ただ、どのくらい食べると危険なのかは医学的な根拠はないようです。
「生で毎日1Kg以上食べなければ問題ない」と言っているサイトもありますが、特に明確な根拠がある訳ではなさそう。
明確な医学的根拠がある訳ではないようですが、結石に影響があるということは事実のようですので、注意するに越したことはありません。
そのためほうれん草をたくさん食べるときは「シュウ酸」を減らす工夫をした方が良いでしょう。
シュウ酸は水に溶ける性質がありますのでお湯で茹でるだけでOK
とっても簡単です。
ちなみに、ほうれん草の代表的料理の1つ「ほうれん草とベーコンのソテー」
実はほうれん草とベーコンは相性が悪い組み合わせですのでお気を付けを。
ほうれん草の毒まとめ
ほうれん草に毒があるという噂は嘘です。
根元の赤い部分にも毒はありません。
むしろ根元の赤い部分には
- 抗酸化作用のあるポリフェノール
- 骨の形成に必要なマンガン
が豊富に含まれています。
しかも根元は甘味が強くて美味しい
良いことづくめです。
ぜひご賞味あれ。
ただ、ほうれん草の食べ過ぎには注意が必要です。
ほうれん草に含まれる「シュウ酸」
たくさん摂取すると結石のリスクが高くなります。
ほうれん草をたくさん食べるときは、念のためシュウ酸を減らす工夫をした方が良いでしょう。
お湯で茹でるだけでOKです。