「ほうれん草」ってイヌに食べさせても大丈夫なの?
犬を飼っている人なら心配になりますよね。
人間には良くても犬には毒になるというものがありますから。
結論としては、
ほうれん草を犬に食べさせても問題はありません。
ただし、与え方には注意が必要です。
今の時代ペットは大切な家族です。
与える前によく気を付けてあげる必要があります。
では、詳しく説明していきます。
「ほうれん草」を犬に食べさせても問題はない
ほうれん草を犬に食べさせても問題ありません。
ほうれん草は
- ビタミン
- 鉄分
が豊富に含まれた野菜です。
それらの栄養素は犬にとっても悪いものではありません。
もっとも、犬は人間と違って体内でビタミンCを作ることができます。
そのため、基本的には食事からビタミンCを摂取する必要がないのです。
食事からビタミンCを摂取する必要があるのは、病気の犬や高齢の犬だけです。
体内でビタミンCが作れるなんて驚きですよね。
人間は体内でビタミンを作れませんから、食べ物で摂取するしかありません。
その点で人間よりも犬の方が優れているのです。
ほうれん草は人間にとって栄養満点な食べ物ですが、犬にとって栄養素の面では人間ほど良いものではありません。
結論的には、ほうれん草を犬に食べさせても問題はありません。
しかし、犬の栄養のことを考えて、あえて食べさせるほどの物ではないでしょう。
ほうれん草を犬に与える場合の注意事項
犬に食べさせても問題ないほうれん草ですが、与え方には注意が必要です。
ほうれん草にはシュウ酸が含まれているからです。
シュウ酸についてのウィキペディアです。
過剰なシュウ酸摂取は一部の結石の原因になるとも考えられている。水溶性のシュウ酸の除去には調理で茹でることで減少させることが可能。また、カルシウムを同時に摂取するとシュウ酸がカルシウムと腸内で結合しシュウ酸塩となり体内に吸収されにくくなる。【Wikipediaより】
シュウ酸を摂取しすぎると結石の原因になるのです!
特に男性は分かると思いますが、結石は大変です。
結石が体外に排出される過程で股間に激痛が生じます。
考えただけでも怖ろしい…😱
これは人間だけではなく犬にも当てはまるものです。
そのため、ほうれん草をイヌに与える場合には、シュウ酸を出来るだけ取り除く工夫が必要です。
もちろん人間にも応用できます。
ほうれん草を生では食べさせない
犬にほうれん草を与える場合には、必ず茹でてから与えましょう。
シュウ酸は、茹でることで1/3~1/2くらいに減少させることができるからです。
もっとも、ほうれん草に含まれるビタミンCは、水溶性で熱にも弱いため、茹でることにより大幅に減少してしまいます。
そのため、シュウ酸の減少とビタミンCの減少は切り離せない関係にあります。
シュウ酸減少 = ビタミンC減少
何とももどかしい関係です😭
犬にビタミンCを摂取させたいという場合は、ほうれん草以外のもので与えるようにした方が良いでしょう。
カルシウムが豊富なものと一緒に与える
ほうれん草を与えるなら、カルシウム豊富なものと一緒に与えるのが良いです。
シュウ酸はカルシウムと一緒に摂取することで、体内に吸収されにくくなり、便と一緒に排出されるからです。
そのため、シュウ酸による結石を防ぐためには、ほうれん草をカルシウムが豊富なものと一緒に食べさせるのが効果的なのです。
カルシウムが多いものとしては、
- 煮干し
- アジ
- 納豆
- 豆腐
- 小松菜
- わかめ
- 昆布
- チーズ など
があります。
水をたくさん飲ませる
ほうれん草を食べさせるときは、水をたくさん飲ませるようにしましょう。
たくさん水を飲ませると結石ができづらくなります。
人間も結石予防には水をたくさん飲むのが良いとされていますね。
たくさん与え過ぎない
どんなものにも当てはまることかもしれませんが、与え過ぎは良くないです。
犬にほうれん草を与え過ぎると、
- 食物繊維の過剰摂取により便が緩くなる
- 下痢や嘔吐 など
の症状を引き起こす可能性があります。
与え過ぎはダメです!
まとめ
与え方さえ気を付ければ、犬にほうれん草を食べさせても問題はありません。
もっとも、栄養素の面から見ると、犬にほうれん草を食べさせる必要はないでしょう。
- 犬はビタミンCを体内で生成できるため食事から摂る必要はない
- シュウ酸による結石のリスクが心配
だからです。
とはいえ、毒という訳ではありませんので、適量であれば食べさせても問題はありません。
与え方にだけは気を付けましょう。